アンタに惚れるとか絶対ないんだから!!
二人で花女近くのカフェに行った。
そして、アンリのことも今のことも
ちゃんと説明をした。
「…そう。アンリが。ごめんなさい。
私もほんとにごめんなさい。」
「言う相手がちげーだろって、今日は謝って欲しいから、きたんじゃねーよ。
アンリを止めて欲しいんだ。」
「……クスッ…楓花が大事なのね。
わかったわ。言ってみる。」
「あたりめーだろ。俺は明日アンリと別れる。」
「気持ちは?伝えないの?」
「ふ。だって、脈なしだし。」
「そーかしら?それより、なんで、楓花のこと好きになったの?聞きたいわ。」
「んー。いつだったかな…?
忘れるぐらい前だけど、俺、小学生の時からモデルやってたから、チヤホヤされるのには…なれてたんだよ。」