愛しい君へ贈る詩




「若鍋蓮のことを思い出すとイライラしちゃうから話を戻すけど、恭輔はどう思ってるの?」

「んなこと言われてもわかんねーよ」

「わかんないって、アンタねぇ…」

「お前ら、玄関で何話してるんだ?」

「大ちゃん!」

「兄貴…」







2人は大輔の登場に驚いていた。








「何だか騒がしいと思ってきてみれば、あずみ、帰ったんじゃなかったのか?」

「帰ろうと思ったんだけど、恭輔が帰ってきたから丁度いいと思って聞きたいことを聞いてたの」

「ふーん。俺には言い合ってるように聞こえたけど?」







大輔は苦笑いしながらも、あずみのことを落ち着かせた。




< 71 / 99 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop