男装ホスト★
でもゆうきはアフターはしない主義である。一回でも例外を出せば他の客も私も私もと言ってくるだろう。
でも…。
「…いいですよ。そういうことなら」
ゆうきはにっこりと微笑んだ。淳子は満足そうに頷くと目の前に到着したタクシーに乗り込んだ。
続いてゆうきもミリアを傷つけないように抱えてタクシーに同じく乗り込んだ。
そして淳子が運転手に行き先を伝える。
タクシーはお開きの雰囲気が広がりつつある繁華街を後にした。