男装ホスト★
両手を合わせて上目遣いで許してポーズをすると、さゆりは頬を膨らましながらも許してくれた。
女の子は甘えると許してくれる。
これもホストをやってて学んだこと。
さゆりは満足そうに微笑むとニヤリとした。
「じゃあーー…遅れた罰にさゆりにぃー…キスしてっ!!」
…キスっ!?
なにを無茶苦茶な小娘がぁ!!と暴言を吐きたくなったが、その衝動を無理矢理押さえる。
…スマイル大切だよね。
「みんなの前ではしたくないなー」
「じゃあアフターつけてっ!」
「俺がアフターしないの知ってるでしょ?」
「知ってるけどぉ~あのオバサンにはしてるんだって?」