男装ホスト★

「あら、龍ちゃん来てたのね♡」

奥から出てきた恭ちゃんが喜びの声を上げた。俺様は当然のごとく、俺の誕生祭だからな、と自信満々に答えた。


……ホント、俺様だよね。
私が遠くに避難して、2人が料理を味見する様を見ていたら、篤が声をかけてきた。


「あ、ゆうき」

「はい!」

「深雪さんが呼んでたぞ。時間が空いたら事務所に来いだって」


…深雪さん?何の用だろう。自分の事情を知ってるだけに緊張する。しかもここに来て初めてだ。
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