男装ホスト★
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「…ということで、今日から内勤から2人昇格したんで、教育よろしくお願いします。えっと…うん、今日の伝達事項は以上です。今週も頑張りましょう!!」
深雪がバインダーにある紙に書いてあることを読み上げた。腕まくりなんかして、淡々と読み上げる深雪は他の何十人ものホストとは格が違った。
「絶対」
「負けない!」
2人は軽く睨み合って、準備に取りかかった。
「はーい開店しまーす」
内勤スタッフの掛け声と同時に女性客が入ってきた。
「…じゃあ、頑張ってこいよ」
私ははっとして、見上げると深雪がニヤリと笑って去っていくところだった。
今の…私に!?
呆然としているのも束の間、ヘルプの仕事が入った。
「こっちお願いしまーす」
「はい、入りまーす」
どうもーヘルプのユウキでーす、龍さん来るまでお隣りよろしいですかー。
はーい、ありがとうございまーす☆