男装ホスト★
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「ちょ、勘弁してくださいよー」
俺様に無理矢理に連れられて来たのは裏路地にある一件のバーだった。
…ま、マジで困るんだけど!!
恭ちゃんそういうの許してくれないんだよぅ!!
明日は絶対徹夜だぁ………
「…ってか、まだ飲むんスか」
「おう!」
おう!って!
さっきあんなに飲んでたの見ましたが!?大丈夫かコイツ!!
俺様はドアを勝手知ったる様子で開け、中にズンズンと入っていく。
…ちょいちょいちょい!!
「…いらっしゃーい」
とバーのマスターが言ったが、完全に店を閉めようとしていた雰囲気だ。完全に迷惑客じゃん。