男装ホスト★

***

私は朱鳥の部屋に招き入れてこれまでの経緯を全て話した。みるみるうちに朱鳥の顔が険しくなっていった。それとともに私も敬語になる。


「…どーして何にもこの私に相談しなかったワケ!?」

朱鳥がぶちキレた。しかもレベルマックス。顔を真っ赤にしてカンカンに怒っている。

「…ごめんなさい」

私は素直に謝る他なかった。朱鳥は不機嫌そうな顔で私に問いかけた。

「で、今ゆうきはホストクラブで働いて借金を返してると?」

「う、うん…」



< 68 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop