男装ホスト★
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私は朱鳥の部屋に招き入れてこれまでの経緯を全て話した。みるみるうちに朱鳥の顔が険しくなっていった。それとともに私も敬語になる。
「…どーして何にもこの私に相談しなかったワケ!?」
朱鳥がぶちキレた。しかもレベルマックス。顔を真っ赤にしてカンカンに怒っている。
「…ごめんなさい」
私は素直に謝る他なかった。朱鳥は不機嫌そうな顔で私に問いかけた。
「で、今ゆうきはホストクラブで働いて借金を返してると?」
「う、うん…」