男装ホスト★
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新人ホストとして二日目の夜。私は現在、親友の朱鳥を同伴者に仕事をしていた。うん、まあ大丈夫な気がしてきた。このままいけば何事もなく朱鳥の職場監査は終わりそう。
「席にご案内します」
そういって私は朱鳥をこぢんまりとしたソファ席に案内しようとした。朱鳥があるところで立ち止まって私に尋ねた。
「ふーん、この人がNo.1?」
途中に大きく写真が貼られてあって、龍の顔写真が一番目立つところにある。因みに私は端の方……仕方ないじゃん。まだ売上二日分しかないんだもん!!
「そうだよ、龍さんって言うんだ。で、No.2が左の篤さん」
「私、こっちの方が好みだわ。なんかこっちのNo.1の人、偉そうなんだもん。私そういう人キライ」
…まさにその通り!!俺様なんだよ!!よくわかっていらっしゃる!!