男装ホスト★
朱鳥を待たせている私は私服から着替えるために控え室に早足で向かった。途中で厨房に沢山の食材を運んでいる恭ちゃんに出会う。
「恭ちゃん!昨日はごめん!今日は遅くまで残るから!」
「アラ、ゆうきじゃな~い。いいのよ、そのことはぁー龍ちゃんもちゃんと謝ってくれたしぃー篤ちゃんにも言われたらねぇ?あれ、髪色変えたの?いいじゃな~い。似合ってるわよ」
私は安心した。良かった…恭ちゃん怒ってないしかも恭ちゃんにまで髪色を誉められた。う、嬉しい…!
「ありがとう!じゃあ、今お客様いるから!」
「頑張って~」
恭ちゃんは厨房へ、私は控え室に飛び込んだ。