男装ホスト★


「よっ!司!」

控え室に行くと着替えている司がいた。私は司の頭をパコーンとはたいた。

「ってえ!何すんだてめっ!」

司が叩かれた頭を片手で抑えて、私に向かって怒鳴った。

「へへーーん」

「へへーーんじゃねえよ!!いてえなぁもう…」


司はぶつくさ言いながらホールへと姿を消していった。私の髪色については一切何も言わないところが彼らしい。容姿は関係ねえってか。

でもそれ、容姿を持った者だけが言えることだから司。


私は相変わらずな司に苦笑した。そしてシャツを腕に通して制服に着替えた。



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