光の少女Ⅲ【合成獣編】

「ね?下手な賭けに出て、無駄に命を散らすよりは、協力した方がいいと思うけど?」

「・・・どちらにしても、賭けは賭けだと思うが・・・、まあいい。そっちの賭けに乗ろう」

「「「「神蘭!?」」」」


返した神蘭の言葉に、封魔達は声を上げたが、それを聞いた神麗は嬉しそうに笑った。


「ふふ、良かったわ。蘭ちゃんが話のわかる子で。プライドばかり高くて、頭の固いお偉いさんや、今までの闘神達に似なくて・・・」

「但し、奴の注意を引くのと、動きを止めるのは、私達がやる。それだけは譲れない」


妥協案というように神蘭が言う。

だが、理性をなくし暴れている化け物化した元研究者の男を止める方法は思い付いていなかった為、その申し出は有り難かった。
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