光の少女Ⅲ【合成獣編】
2
「誰に、止めをさすだって・・・?」
その声に花音は、途切れかけていた意識を無理矢理起こし、風夜を見る。
表情は見えなかったが、伝わってくる禍々しさには覚えがあった。
「紛い物のくせに、俺を倒そうなんて、千年早い!」
「ウガアアァッ」
風夜の姿が消え、K-01の巨体が倒れる。
「K-01!何をしている!?早く始末しろ!」
「グアアァン」
起き上がったK-01が風夜に腕を叩き付けるように降り下ろす。
だが、風夜はそれを軽々と受け止めて、逆に吹っ飛ばした。
「どうした?もう終わりか?」
「えぇい!何をしている!?」
苛立たしげに声を上げた男が、何か注射器のようなものを取りだし、K-01に近付く。
「さっさと殺せ。さもないと、もっと苦しむことになるぞ」
男に注射を打たれ、苦しんでいたK-01がその言葉に身体を震わせる。
「グオオ」
「・・・まだやるか」
起き上がったK-01に、風夜が再び姿を消す。
「はあっ!!」
次に彼が姿を現したのは、K-01の目の前で、K-01を思いきり蹴り飛ばした。
「誰に、止めをさすだって・・・?」
その声に花音は、途切れかけていた意識を無理矢理起こし、風夜を見る。
表情は見えなかったが、伝わってくる禍々しさには覚えがあった。
「紛い物のくせに、俺を倒そうなんて、千年早い!」
「ウガアアァッ」
風夜の姿が消え、K-01の巨体が倒れる。
「K-01!何をしている!?早く始末しろ!」
「グアアァン」
起き上がったK-01が風夜に腕を叩き付けるように降り下ろす。
だが、風夜はそれを軽々と受け止めて、逆に吹っ飛ばした。
「どうした?もう終わりか?」
「えぇい!何をしている!?」
苛立たしげに声を上げた男が、何か注射器のようなものを取りだし、K-01に近付く。
「さっさと殺せ。さもないと、もっと苦しむことになるぞ」
男に注射を打たれ、苦しんでいたK-01がその言葉に身体を震わせる。
「グオオ」
「・・・まだやるか」
起き上がったK-01に、風夜が再び姿を消す。
「はあっ!!」
次に彼が姿を現したのは、K-01の目の前で、K-01を思いきり蹴り飛ばした。