光の少女Ⅲ【合成獣編】
「お前らは、戻らなくていいのか?」
「ああ。神蘭様は、お前達に協力するようつたえてきたしな」
「はい。だから、私達はあなた達に協力しますよ」
「とはいっても、俺達は一般兵だから、神蘭様達程の力はないけどな」
「いや、協力してもらえるだけいいさ」
三人の言葉に、風夜がそう返す。
「時間がないなら、尚更、俺の力で行った方がいいだろうな」
そう言った刹那の力が高まっていく。
「いきなり、街中に飛ぶのは無謀だろうからな。街外れの森がいいだろうな」
「・・・わかった。行くぞ」
風夜に頷いた刹那がそう声を掛ける。
そして、その力が更に高まったかと思うと、花音達の姿はその場から消えた。