光の少女Ⅲ【合成獣編】
第2章 恐るべき力
1
刹那の力で、花音達が着いたのは、街外れの森の中だった。
「さてと、・・・瑠璃」
「何~?」
「先に行って、少し調べていてくれる?」
「はーい」
沙羅に言われて、瑠璃が姿を消す。
「じゃあ、私達も行きましょうか。 街に着く頃には、瑠璃が情報を仕入れているはずよ」
そう言った沙羅に、花音は頷いた。
「あっ、来た、来た」
花音達が街の中に入ると、そう声がして、先に来ていた瑠璃が飛んでくる。
「どう?何かわかった?」
「うん、ばっちりよ」
花音が聞くと、瑠璃は得意気に小さな胸を張った。
「街の人達の話だと、今風の国を治めているのは大臣だった男みたいね。窮姫達の姿はなかったから、気配も探ってみたけど、今は留守みたい。それと」
言いながら、火焔、水蓮、大樹、紫影、紫姫、影牙と視線を移していく。
「この国にいた貴方達の一族、実験に使われていない人達は、皆地下牢にいるらしいわ」
瑠璃の言葉に、火焔達は目を見開いていた。
刹那の力で、花音達が着いたのは、街外れの森の中だった。
「さてと、・・・瑠璃」
「何~?」
「先に行って、少し調べていてくれる?」
「はーい」
沙羅に言われて、瑠璃が姿を消す。
「じゃあ、私達も行きましょうか。 街に着く頃には、瑠璃が情報を仕入れているはずよ」
そう言った沙羅に、花音は頷いた。
「あっ、来た、来た」
花音達が街の中に入ると、そう声がして、先に来ていた瑠璃が飛んでくる。
「どう?何かわかった?」
「うん、ばっちりよ」
花音が聞くと、瑠璃は得意気に小さな胸を張った。
「街の人達の話だと、今風の国を治めているのは大臣だった男みたいね。窮姫達の姿はなかったから、気配も探ってみたけど、今は留守みたい。それと」
言いながら、火焔、水蓮、大樹、紫影、紫姫、影牙と視線を移していく。
「この国にいた貴方達の一族、実験に使われていない人達は、皆地下牢にいるらしいわ」
瑠璃の言葉に、火焔達は目を見開いていた。