光の少女Ⅲ【合成獣編】
4
「ここは?」
呟いて、花音は辺りを見回す。
辺りは暗く、花音達の姿しかない。
「ここは、私が作り上げた異空間。この中で起きていることは、他の奴等に知られることはない」
「っ・・・!」
元大臣がそう言った時、刹那が急に手を押さえるのが見えた。
その手には、黒い電流のようなものが走っている。
「無駄だ。私のこの空間は、魔力の壁。いくら空間を操れるといっても、私の力には及ばないのだからな。・・・そして、私にはこんな力もある」
元大臣はそう言うと、再び手に力を宿す。
それを風夜の方へ向けたかと思うと、彼の足元から黒い光が立ち上ぼった。
「これはっ・・・?・・・・・・うわあああ!!」
抵抗も出来ないまま、風夜の身体を術が捉える。
「風夜!」
その中で苦痛の声を上げるのを見て、術を止めさせようと元大臣を攻撃しようとした時、風華に服を引っ張られた。
「か、花音ちゃん!あれっ・・・!」
「えっ?」
花音が風夜の方を指しているのを見て、花音も視線を戻す。
すると、術中に捕らわれている風夜の姿がぶれて見えた。
「ここは?」
呟いて、花音は辺りを見回す。
辺りは暗く、花音達の姿しかない。
「ここは、私が作り上げた異空間。この中で起きていることは、他の奴等に知られることはない」
「っ・・・!」
元大臣がそう言った時、刹那が急に手を押さえるのが見えた。
その手には、黒い電流のようなものが走っている。
「無駄だ。私のこの空間は、魔力の壁。いくら空間を操れるといっても、私の力には及ばないのだからな。・・・そして、私にはこんな力もある」
元大臣はそう言うと、再び手に力を宿す。
それを風夜の方へ向けたかと思うと、彼の足元から黒い光が立ち上ぼった。
「これはっ・・・?・・・・・・うわあああ!!」
抵抗も出来ないまま、風夜の身体を術が捉える。
「風夜!」
その中で苦痛の声を上げるのを見て、術を止めさせようと元大臣を攻撃しようとした時、風華に服を引っ張られた。
「か、花音ちゃん!あれっ・・・!」
「えっ?」
花音が風夜の方を指しているのを見て、花音も視線を戻す。
すると、術中に捕らわれている風夜の姿がぶれて見えた。