光の少女Ⅲ【合成獣編】
少し時間が経ち、力の放出がなくなると、風夜の姿が見えてくる。

その姿は、見た感じでは変化はなかった。


「気分はどうだ?」

「ああ、問題はなさそうだな」


言いながら、風夜は立ち上がる。

それと同時に、花音達がいた空間が激しく揺れた。


「な、何?」

「・・・外から攻撃を受けたみたいね。そろそろ時間だわ」


そう言った女性が風夜を見る。


「・・・私達の力、確かに託したわ。その力で、この国を取り返して」


その言葉に、風夜が頷く。

それと同時に、花音達のいた空間が激しい震動と共に砕け散った。
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