光の少女Ⅲ【合成獣編】
2
「着いたわ。この山よ」
次の日朝早く、花音は風夜、沙羅と共にある山の麓に来ていた。
「何なんだ、この山・・・」
「ふふ、ここに協力者がいるのよ。さぁ、行きましょう」
沙羅が歩き出す。彼女について登っていくと、中腹の辺りに一軒の家が建っていた。その扉を沙羅が叩くと、一人の女性が出てくる。
「あら、沙羅さん?珍しいわね。貴女が此処に来るなんて」
「神麗、ちょっとこの山を貸してもらえないかしら?実は・・・」
沙羅が女性に、今までのことを説明する。それを聞いた女性は、ニッコリと笑った。
「そういうことなら、構わないわ。好きに使って」
「ありがとう」
そう返すと、沙羅は風夜を見た。
「さてと、じゃあ始めましょうか。あまり時間は掛けられないから、数日で勝てるくらいにはなってもらわないとね」
そう言い、沙羅が風夜を連れて、何処かへ行こうとする。花音はついていこうとして、神麗と呼ばれていた女性に止められた。
「はい、あなたは此処で待っててね」
「えっ?」
「この山って、結構危ないのよ。沙羅さんって、ああ見えてスパルタでもあるから、時間がないなら無茶なこともするかもしれないしね。だから、此処で待ってましょう」
「・・・はい」
頷いた花音に、神麗は笑い、風夜と沙羅を見る。
「ってことで、この子は私が責任もって預かるから、いってらっしゃい」
そう言った神麗に手を引かれ、花音は彼女の家の中に入った。
「着いたわ。この山よ」
次の日朝早く、花音は風夜、沙羅と共にある山の麓に来ていた。
「何なんだ、この山・・・」
「ふふ、ここに協力者がいるのよ。さぁ、行きましょう」
沙羅が歩き出す。彼女について登っていくと、中腹の辺りに一軒の家が建っていた。その扉を沙羅が叩くと、一人の女性が出てくる。
「あら、沙羅さん?珍しいわね。貴女が此処に来るなんて」
「神麗、ちょっとこの山を貸してもらえないかしら?実は・・・」
沙羅が女性に、今までのことを説明する。それを聞いた女性は、ニッコリと笑った。
「そういうことなら、構わないわ。好きに使って」
「ありがとう」
そう返すと、沙羅は風夜を見た。
「さてと、じゃあ始めましょうか。あまり時間は掛けられないから、数日で勝てるくらいにはなってもらわないとね」
そう言い、沙羅が風夜を連れて、何処かへ行こうとする。花音はついていこうとして、神麗と呼ばれていた女性に止められた。
「はい、あなたは此処で待っててね」
「えっ?」
「この山って、結構危ないのよ。沙羅さんって、ああ見えてスパルタでもあるから、時間がないなら無茶なこともするかもしれないしね。だから、此処で待ってましょう」
「・・・はい」
頷いた花音に、神麗は笑い、風夜と沙羅を見る。
「ってことで、この子は私が責任もって預かるから、いってらっしゃい」
そう言った神麗に手を引かれ、花音は彼女の家の中に入った。