光の少女Ⅲ【合成獣編】
「なかなか面白いことをしているじゃないか」
聞こえてきた声に花音が視線を動かすと、研究所にいた男と異形の姿になった者が一人立っていた。
「魔族と神族はなかなか手に入らなくてな。欲しいと思っていたところだ。・・・R-07」
男の言葉に、一緒にいた合成獣が倒れている〈風夜〉に襲いかかろうとする。
「させないっ!」
それを見て、花音は咄嗟に矢を放つ。
矢は当たりはしなかったが、足止めにはなり、倒れている〈風夜〉の前に花音は立ち塞がった。
「R-07」
「グアアア」
男の言葉にR-07の腕が竜の腕に変形し、花音に向かってくる。
ガギイィッ
振り下ろされた腕が花音に当たる前に割って入ってきた剣に受け止められ、激しく火花が散った。
「風夜・・・!」
「お前っ・・・」
歯を食い縛り、必死に押し返そうとしている姿を見て、〈風夜〉が目を見開く。
「・・・わるいが、こいつも・・・俺、なんだ。・・・お前の、研究材料なんかにされて、たまるかっ!」
「グガアッ」
渾身の力で風夜が腕を弾いたことで、R-07がバランスを崩す。が、その後すぐに体勢を立て直し、もう片方の腕も変形させると、今度は両腕を振り下ろした。
「ガアアアッ」
「う、ぐううっ・・・!」
再び風夜は受け止めたが、体重も掛かった重い一撃に、膝が沈んだ。
聞こえてきた声に花音が視線を動かすと、研究所にいた男と異形の姿になった者が一人立っていた。
「魔族と神族はなかなか手に入らなくてな。欲しいと思っていたところだ。・・・R-07」
男の言葉に、一緒にいた合成獣が倒れている〈風夜〉に襲いかかろうとする。
「させないっ!」
それを見て、花音は咄嗟に矢を放つ。
矢は当たりはしなかったが、足止めにはなり、倒れている〈風夜〉の前に花音は立ち塞がった。
「R-07」
「グアアア」
男の言葉にR-07の腕が竜の腕に変形し、花音に向かってくる。
ガギイィッ
振り下ろされた腕が花音に当たる前に割って入ってきた剣に受け止められ、激しく火花が散った。
「風夜・・・!」
「お前っ・・・」
歯を食い縛り、必死に押し返そうとしている姿を見て、〈風夜〉が目を見開く。
「・・・わるいが、こいつも・・・俺、なんだ。・・・お前の、研究材料なんかにされて、たまるかっ!」
「グガアッ」
渾身の力で風夜が腕を弾いたことで、R-07がバランスを崩す。が、その後すぐに体勢を立て直し、もう片方の腕も変形させると、今度は両腕を振り下ろした。
「ガアアアッ」
「う、ぐううっ・・・!」
再び風夜は受け止めたが、体重も掛かった重い一撃に、膝が沈んだ。