光の少女Ⅲ【合成獣編】
第6章 リベンジ
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神麗の家で一日休んだ後、沙羅の家で待っていた朔耶、瑠璃、紅牙、蒼牙と合流し、花音達は再び研究所を訪れていた。
前に来た時と同じように研究所の中を進んでいく。
すると、前に来た時と同じように大広間には、巨大キメラの姿があった。
だが、前回とは異なり、檻に入っていなければ、近くに男の姿もない。
「・・・どうやら、向こうも少しは改良されているみたいね」
襲いかかってはこないが、その獰猛な目は花音達を見下ろしていた。
「・・・牢は確かあいつの後ろの扉から行けるんだったな」
「・・・うん。そうだよ」
小声で問い掛けた風夜に、蒼牙が頷く。
「なら、俺が隙をつくる。その間に行け」
「っていいのかよ?一人だけ残していって」
「ああ・・・」
そう返した風夜の目が金から紅に変わる。
その直後、そこから風夜の姿は消え、K-01の巨体が地響きを上げて倒れた。
神麗の家で一日休んだ後、沙羅の家で待っていた朔耶、瑠璃、紅牙、蒼牙と合流し、花音達は再び研究所を訪れていた。
前に来た時と同じように研究所の中を進んでいく。
すると、前に来た時と同じように大広間には、巨大キメラの姿があった。
だが、前回とは異なり、檻に入っていなければ、近くに男の姿もない。
「・・・どうやら、向こうも少しは改良されているみたいね」
襲いかかってはこないが、その獰猛な目は花音達を見下ろしていた。
「・・・牢は確かあいつの後ろの扉から行けるんだったな」
「・・・うん。そうだよ」
小声で問い掛けた風夜に、蒼牙が頷く。
「なら、俺が隙をつくる。その間に行け」
「っていいのかよ?一人だけ残していって」
「ああ・・・」
そう返した風夜の目が金から紅に変わる。
その直後、そこから風夜の姿は消え、K-01の巨体が地響きを上げて倒れた。