光の少女Ⅲ【合成獣編】
2
沙羅達と話した数時間後。
花音達はこの世界に来た時に使ったゲートの前に来ていた。
「これを使えば、花音達がいた世界に行けるのか?」
「うん。そうだよ」
朔耶に聞かれて、花音は頷いた。
「本当についてくるのか?」
最終確認のつもりなのか、風夜が問い掛ける。
「ああ!もう決めたんだからな!」
「そうそう!僕達、何を言ってもついていくから」
紅牙と蒼牙の言葉に、風夜は諦めたようだった。
ゲートを通り抜けると、そこはまた森の中だった。
「ねえねえ、本当に花音達の世界に来れたの?」
「うん。森の中だからわかりにくいけど、私達の世界だと思うよ」
「なあ、二人の仲間ってどんな奴等?」
「僕達も仲良くなれるかな?」
瑠璃に続いて、次々と口を開く紅牙と蒼牙に苦笑する。
「まあ、受け入れてくれるとは思うけど・・・」
「ここであいつらのことをあれこれ話すよりは、実際に会った方がいいだろ?何せ、人数が人数だからな」
「そんなに大勢なのか?」
「成りゆきでね。・・・とにかく、先ずはこの森を出ようか」
「待って!」
声を掛けて、花音が歩きだそうとした時、蒼牙が言った。
沙羅達と話した数時間後。
花音達はこの世界に来た時に使ったゲートの前に来ていた。
「これを使えば、花音達がいた世界に行けるのか?」
「うん。そうだよ」
朔耶に聞かれて、花音は頷いた。
「本当についてくるのか?」
最終確認のつもりなのか、風夜が問い掛ける。
「ああ!もう決めたんだからな!」
「そうそう!僕達、何を言ってもついていくから」
紅牙と蒼牙の言葉に、風夜は諦めたようだった。
ゲートを通り抜けると、そこはまた森の中だった。
「ねえねえ、本当に花音達の世界に来れたの?」
「うん。森の中だからわかりにくいけど、私達の世界だと思うよ」
「なあ、二人の仲間ってどんな奴等?」
「僕達も仲良くなれるかな?」
瑠璃に続いて、次々と口を開く紅牙と蒼牙に苦笑する。
「まあ、受け入れてくれるとは思うけど・・・」
「ここであいつらのことをあれこれ話すよりは、実際に会った方がいいだろ?何せ、人数が人数だからな」
「そんなに大勢なのか?」
「成りゆきでね。・・・とにかく、先ずはこの森を出ようか」
「待って!」
声を掛けて、花音が歩きだそうとした時、蒼牙が言った。