光の少女Ⅲ【合成獣編】
「って、花音はともかく、何でお前等が?」
「いいでしょ?罠かもしれないなら、僕の能力は役に立つよ」
「蒼牙が行くなら、俺も行かないとな」
風夜の言葉に、蒼牙は自信あるように、紅牙は当然というようにそう返した。
行く気満々な二人に、黄牙が溜め息をつく。
「・・・はぁ、仕方ない。俺も行くよ」
「なら、俺も行こうか。案内してくれれば、俺が全員乗せていくよ」
最後にそう言った朔耶に、風夜も諦めたようだった。