光の少女Ⅲ【合成獣編】
「うん。さっき私が矢を外して、風夜が風で軌道修正してくれた時に気付いたの。あの時、風を受けて、火の矢の威力が上がっていたのが見間違いじゃなければ・・・」
「俺と火焔が直接協力しあえば、あいつの治癒力を上回るダメージを与えられる。そうだな?」
風夜に言われ、花音はもう一度頷く。
「確かに。このままでは、此方が不利だ。試してみる価値はありそうだな」
呟いて、風夜が火焔を見る。
「・・・そうだな。やってみるか」
「なら、その間、俺達が彼奴の気をひいておこう」
火焔を追い掛けてきて、話を聞いていたのか、朔耶の声が聞こえてくる。
彼の後には、紅牙、蒼牙、黄牙の姿もあり、彼等も頷いていた。
「大丈夫。攻撃しなくても、時間は稼げるから、危険なことはしないよ」
「そうそう。見たところ、スピードだけなら、僕達に分がありそうだから」
心配そうな顔をしていたのか、黄牙と蒼牙がそう返してくる。
「・・・いいのか?任せて」
「ああ!任せろって!」
風夜の言葉にも、紅牙が自信ありげに答える。
それを聞いて、風夜は火焔を見た。
「・・・正直、俺には余り力が残ってない。あまり長期戦には、持ち込めない。あと、数発で決める」
「・・・ああ」
風夜の言葉に火焔が頷いて、二人は力を使う為に、集中し始める。
それを見て、朔耶達は068の意識を二人から逸らすように分散した。
「俺と火焔が直接協力しあえば、あいつの治癒力を上回るダメージを与えられる。そうだな?」
風夜に言われ、花音はもう一度頷く。
「確かに。このままでは、此方が不利だ。試してみる価値はありそうだな」
呟いて、風夜が火焔を見る。
「・・・そうだな。やってみるか」
「なら、その間、俺達が彼奴の気をひいておこう」
火焔を追い掛けてきて、話を聞いていたのか、朔耶の声が聞こえてくる。
彼の後には、紅牙、蒼牙、黄牙の姿もあり、彼等も頷いていた。
「大丈夫。攻撃しなくても、時間は稼げるから、危険なことはしないよ」
「そうそう。見たところ、スピードだけなら、僕達に分がありそうだから」
心配そうな顔をしていたのか、黄牙と蒼牙がそう返してくる。
「・・・いいのか?任せて」
「ああ!任せろって!」
風夜の言葉にも、紅牙が自信ありげに答える。
それを聞いて、風夜は火焔を見た。
「・・・正直、俺には余り力が残ってない。あまり長期戦には、持ち込めない。あと、数発で決める」
「・・・ああ」
風夜の言葉に火焔が頷いて、二人は力を使う為に、集中し始める。
それを見て、朔耶達は068の意識を二人から逸らすように分散した。