光の少女Ⅲ【合成獣編】
5
「!!」
それが気になったのか、火焔が一度力を使うのを止める。
「っ!おいっ!」
「ちょっと待ってくれ」
急に抜けられた風夜がそれを咎めるような声を上げたが、火焔はそう返して、光が出ているポケットに手を入れる。
でてきたのは、紅い光をはなっている宝珠だった。
「これは・・・。・・・そうか。こういうことだったのか」
「火焔くん?どうしたの?」
宝珠を手に何かを呟いていた火焔を不思議に思って、火焔は声を掛けた。
「ああ。それは・・・」
「くっ・・・!火焔!」
答えようとした火焔を遮るように、風夜の切羽詰まった声がする。
「・・・悪い。花音、話は後でいいな」
「うん」
再び能力を使い始めた火焔に合わせるように、宝珠の光が強まる。
「何っ!?ぐあああっ!!」
宝珠の力を受けて強まった火焔の炎は、風夜の風を受けて、更に威力を増す。
威力を増した炎は、068の力を一気に押し返し、068を包んでいた風の渦とも同化して、燃え上がった。
「!!」
それが気になったのか、火焔が一度力を使うのを止める。
「っ!おいっ!」
「ちょっと待ってくれ」
急に抜けられた風夜がそれを咎めるような声を上げたが、火焔はそう返して、光が出ているポケットに手を入れる。
でてきたのは、紅い光をはなっている宝珠だった。
「これは・・・。・・・そうか。こういうことだったのか」
「火焔くん?どうしたの?」
宝珠を手に何かを呟いていた火焔を不思議に思って、火焔は声を掛けた。
「ああ。それは・・・」
「くっ・・・!火焔!」
答えようとした火焔を遮るように、風夜の切羽詰まった声がする。
「・・・悪い。花音、話は後でいいな」
「うん」
再び能力を使い始めた火焔に合わせるように、宝珠の光が強まる。
「何っ!?ぐあああっ!!」
宝珠の力を受けて強まった火焔の炎は、風夜の風を受けて、更に威力を増す。
威力を増した炎は、068の力を一気に押し返し、068を包んでいた風の渦とも同化して、燃え上がった。