光の少女Ⅲ【合成獣編】
「この通り、今は力を奪われてるの。どうやら、新たな戦力を手に入れたことと、火焔・・・、あなたが裏切ったことが、関係しているみたいよ。おかげで、私達はぎりぎりまで、力を抜き取られたというわけ。・・・でも、力だけで済んだのは、運がよかったのかもしれないけど」

「運がよかった・・・?」

「ええ。何人かは力を抜かれ過ぎて、消滅したしね。

「・・・それで、その力はどうなったんだ?」


やはりそこが気になったのだろう、神蘭が問い掛ける。



「よくは、わからなかったけど、何か珠の中へいれていたわ。それをどうするのかまではわからないけど」

「ともかく、此処にいることがばれたなら、何か仕掛けてくるのも時間の問題だろうな」


そう答えた聖に、封魔が言った。
< 95 / 150 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop