暗闇の世界〜孤独の少女〜
この人といると、なんか調子狂うな。
「っま、俺はもう行くわ、皆んな待ってるし。またな、星名」
『…さようなら』
風のように消えた達也先輩。
そして何故か不思議と振り返してしまった手。
時計をみるともうすぐ授業が始まる時間で。
いつのまにチャイムなったんだろう…
お弁当を片し、教室へ向かう。
いつものように教室へ入ると聞こえてくる陰口。
それでも今日は何故かいつもと違って学校が楽しく思えた。
あたし変なものでも食べたかな…