暗闇の世界〜孤独の少女〜




「普通に喋れるなら普通に喋ってくれませんか」


こう言われた時俺は、何故か星名には本当の自分を知って欲しいと思った。



本当の事を少し喋ったら喋ったで、天然炸裂されちゃうし、本当に変わった子。


時計をみると、もう脩たちがくる時間。

まだ星名といたい気持ちは山々だけどな。



『っま、俺はもう行くわ、皆んな待ってるし。またな、星名』


そう言いながら星名に手を振ると、星名が「さようなら」の言葉と共に手を振り返してくれた。


え、俺に少し心開いてきた?!


脩たちの所までスキップして行くほど俺は浮かれていた。

いや、だって、あの星名の笑顔もみれて、尚且つ星名に手振られたんだよ!?

やべえ、俺今ちょー幸せ…



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