ミーハー女子のお姫様事情
「……本当か?」
「ほ、ほほはほ本当ですよ」
怪訝そうに目を細めた先生が私を疑り深く見てくる。
やめて…!!
そんな目で見られたらいつかボロが出そう…!!
「……ちっ、まあ今回は良しとしといてやろう」
「!ありがとう先生っ」
舌打ちしながらも許してくれた先生。
私は表情を明るくして先生を見る。
ラッキー!と思いながら自分の席へと足を運ぼうとした時、
「だがなぁ…、次はないぞ…?」
私の耳に威圧感溢れる低い声が聞こえた。
「……はい…っ」
若干震え声になりながら返事をする。
うわ先生怖…っ
寒気がしてきて腕を擦りながら自分の席へと移動した。