可憐な年下オオカミの飼い方
最っっっ低!!
数分前までハネムーンを夢見させてくれた最愛の人への愛情は、すでに憎しみへと変わって溢れていた。
『ごめんな、渡米前にきちんとケジメつけたって信じてもらいたくて彼女を連れてきたん、っっつ!!』
え?私間違ってないよね?
目の前にあったグラスをつかんで、彼に水をぶっかけた。
『Bugger off!!(とっとと行っちまえ)』
それは、彼について行った先で変な人を追っ払うために、英会話の先生から教えてもらった言葉だった。。。