可憐な年下オオカミの飼い方
『香澄さん、気持ちいいでしょ?』
『なっ何が!?べべべつに…』
『氷枕だよ、気持ちよくない?』
つっっっ!
なんて紛らわしい!
私だけ意識してるみたいじゃない!
『あれぇ?何だと思ったの?』
いたずらな顔が近づいてくる。
『もう一回する?』
耳元で囁かれ、
ウサのホッペをべチッ!とはたいて布団の中に隠れた。
笑い声が聞こえる。
ウサギで、オオカミで、小悪魔!
このとんでもないペット、手に負えるんだろうか…