元姫は記憶を消したⅠ
決意の時

美生side 


…言っちゃった。

カッコつけちゃったけど、言っちゃったよ!

あ~何、私カッコつけてるのよ!!物凄く恥ずかしい!


守「何、一人で百面相してる。キモいぞ」

美「なっ!レディーに向かってそれはないでしよ!!」

守「お前、女子だったんだな。」


おい。真面目にブチキレるよ?

殴ろうか?うん。殴ってあげるよ。



美「守〜。準備はいい?」

守「え…ゔっ」



私は守に向けて殴った



ふん!!ざまぁ!!!



ほんとにこれで良かった…んだよね?


美「……」

守「はぁ…美生。」

美「なに?…っいた!!」



突如、守がデコピンしてきた


もう!いきなりなに!?

悩んでるっていうのに…



守「おい、美生らしくないぞ。」

美「ゔっ」



確かに私らしくない…けどさ不安じゃん


もし、またあんな思いする事になったら私は…



守「美生…大丈夫だ」

美「なにが」

守「今のお前には俺達がついてる」

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