元姫は記憶を消したⅠ





そして、今私達は星覇の倉庫にいる。


星覇の倉庫…久しぶりに来たなぁ

何も変わってない…


少しだけ、何も変わってない倉庫にホッとしてる自分がいた。





美「皆…入ろうか。」





皆は頷いた。

大丈夫。今の私には皆がいる。



美「………」

守「美生?」




やっぱり怖い。

星覇の皆に睨まれたら?

下っ端の人たちに睨まれたら?

私は…やっぱり弱い。


こんなんじゃダメなのに。

皆がいるから大丈夫なのに…

なのに…いざ目の前にしたら動けない。



怖い。怖い。


…助けて



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