元姫は記憶を消したⅠ
in屋上


潤「いやー、驚いたな。」

郁「アイツ、逃げやがって。」

マジで何考えているんだよ。

俺は壁に八つ当たりした。

奏「壁に八つ当たりしても意味ないよ〜、でもさ、反対に良かったじゃん。」

まぁ、あいつが居なくなったから、いじめも収まるしな

あいつが自業自得だな。

樹「・・・真生、何も聞いて無いの?」

と樹が真生に聞いた。

真「・・・何も聞いて無い」

聞いて無いのか。

真生は未だに動揺している。

そんなに、びっくりするんだ

俺もびっくりしたけどさ。

真「俺、今から家に帰る。」 

家に帰る?って今から

どうした急に・・・・・

真「俺、なんか、嫌な予感がする。・・・・・・じゃあ」


ガチャン


シーーーン

真生が行ってしまって、何故か静まり返った。

嫌な予感ってなんだろう。

アイツの事なんて心配しなくてもいいと思うのにな。
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