元姫は記憶を消したⅠ
桜華side

守「な、なぁ皆。」

瞬「…言いたいことは何となく分かります。」

空「まさか、みーちゃんが転校した学校って」

海「みーちゃんが“記憶”がある時に行ってた学校だったなんて…」

まさか、こんなことがあるとは思わなかった

美生が双子と名乗る奴がいたってことは、そいつは星覇の人だ

初めてあった時は

初代総長が美生を連れてきた

俺らは警戒した

なんで、星覇の元姫がここにいるんだって

だけど、初めて会ったときには美生の記憶が無くなっていた

当時の美生は無表情で暗い目をしていた

だけど、徐々に一緒にいると俺らは思った


こいつは裏切るような奴じゃないって


だから俺らは皆、美生を信じることにした

それから美生はどんどん強くなり、総長になった

あの時に比べたら、笑顔になった

まぁ、外の方は知らないけどな…

瞬「ねぇ、皆さん」

守「どうしたんだ?」

瞬「俺らも時期を見てあっちの方に転校しませんか?」

空・海「それいい!!」

空と海は声が揃いながら賛成

俺も賛成なんだけど

守「いいと思うけど、あっちに星覇がいる」

そう言うと、皆考える風になった

空「いいじゃん、別に!!」

海「そうそう!今はみーちゃんは記憶がないんだから」

双子はそう言った

瞬「…じゃぁ時期をみて転校しましょう」

全「あぁ」



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