oneself 前編
あわない時間
あれから5日が過ぎた。
哲平は仕事の前と終わった後は、必ず連絡をくれる。
仕事中でも、あたしがおやすみのメールを送ったら、手が空いた時には返事をくれる。
だからあたしは何も考えないようにしながら、毎日を過ごした。
仕事の話は何も聞かない。
向こうも何も言ってこない。
聞いたって、どうせ分からない世界だから。
それに聞いてしまったら、不安になるだけだから。
今日は土曜日。
あたしは奈美に誘われて、サークルの飲み会に参加する事にした。
家で一人で、哲平の事を思う時間を作りたくないから。
この前の奈美の件があって以来の、久しぶりの飲み会。
奈美も同じくあの日ぶりだった。
あんな事があっても、奈美と立川先輩は、未だに微妙な関係を続けている。
正直、奈美が何を考えているのか、あたしには分からなかった。
本当の友達なら、こんな時は何て言うんだろう?
きっと幸子や香がそんな事をしてたら、あたしは必死になって反対するんじゃないかな。
哲平は仕事の前と終わった後は、必ず連絡をくれる。
仕事中でも、あたしがおやすみのメールを送ったら、手が空いた時には返事をくれる。
だからあたしは何も考えないようにしながら、毎日を過ごした。
仕事の話は何も聞かない。
向こうも何も言ってこない。
聞いたって、どうせ分からない世界だから。
それに聞いてしまったら、不安になるだけだから。
今日は土曜日。
あたしは奈美に誘われて、サークルの飲み会に参加する事にした。
家で一人で、哲平の事を思う時間を作りたくないから。
この前の奈美の件があって以来の、久しぶりの飲み会。
奈美も同じくあの日ぶりだった。
あんな事があっても、奈美と立川先輩は、未だに微妙な関係を続けている。
正直、奈美が何を考えているのか、あたしには分からなかった。
本当の友達なら、こんな時は何て言うんだろう?
きっと幸子や香がそんな事をしてたら、あたしは必死になって反対するんじゃないかな。