oneself 前編
「てか未来、何か暗いねんけど~」
麻美の声で、ハッと我にかえる。
「ごめん、ごめん、考え事してた」
「何それ!哲平とは上手くいってんの~?」
幸子の心配そうな視線が向けられる中、あたしはピースサインを作ってみせた。
「当たり前やん!」
哲平がホストをしている事なんて、わざわざ言わなくていい。
どうせそのうち辞めるんだし。
信用してない訳じゃないけど、変に広まるのも嫌だった。
「あたしも彼氏欲しい~!」
そう言って、頬を膨らませる麻美。
「あ、そういえばさ!」
いきなり声を荒げた木部ちゃんに、みんなの視線が集まる。
「何?誰か紹介してくれんの?」
すかさず突っ込む麻美に、木部ちゃんは苦笑いしながら、軽く首を横に振る。
ガックリと肩を落とす麻美に、みんなが笑った。
麻美の声で、ハッと我にかえる。
「ごめん、ごめん、考え事してた」
「何それ!哲平とは上手くいってんの~?」
幸子の心配そうな視線が向けられる中、あたしはピースサインを作ってみせた。
「当たり前やん!」
哲平がホストをしている事なんて、わざわざ言わなくていい。
どうせそのうち辞めるんだし。
信用してない訳じゃないけど、変に広まるのも嫌だった。
「あたしも彼氏欲しい~!」
そう言って、頬を膨らませる麻美。
「あ、そういえばさ!」
いきなり声を荒げた木部ちゃんに、みんなの視線が集まる。
「何?誰か紹介してくれんの?」
すかさず突っ込む麻美に、木部ちゃんは苦笑いしながら、軽く首を横に振る。
ガックリと肩を落とす麻美に、みんなが笑った。