oneself 前編
「え〜、いいな〜、あたしも欲しい!徹、ちょうだい!」
隣で幸子が声をあげる。
「いいやろ〜!でもこれはアカンで、いくら幸子でも」
苦笑いをしながら、でも自慢気にミサンガを見せつける徹。
「これは11ーイレブンーの、仲間の証やからなっ!」
さっそく左手首にミサンガを付けた哲平が、空に向かって大きく手をかざした。
11ーイレブンーか。
そうだね、哲平はいつだって仲間に囲まれていて、そんな仲間を、すごく大切にしていた。
そんな哲平も、あたしは好きになったんだ。
隣で幸子が声をあげる。
「いいやろ〜!でもこれはアカンで、いくら幸子でも」
苦笑いをしながら、でも自慢気にミサンガを見せつける徹。
「これは11ーイレブンーの、仲間の証やからなっ!」
さっそく左手首にミサンガを付けた哲平が、空に向かって大きく手をかざした。
11ーイレブンーか。
そうだね、哲平はいつだって仲間に囲まれていて、そんな仲間を、すごく大切にしていた。
そんな哲平も、あたしは好きになったんだ。