oneself 前編
part2
新しい場所
4月も一週間ほどが過ぎた。
あの日以来、哲平とは会っていない。
働き出した週の土曜日は、哲平の会社の歓迎会だった。
日曜日は、あたしの都合で会えなかった。
高校の頃は、毎日だって顔を合わす事が出来たのに。
こんなに長い間、哲平の姿を見れないのは、初めての事で。
でも、あたし達はそれぞれの、新しい環境に馴染もうと必死だった。
淋しさもあったけれど、お互い慣れるまでの辛抱だって。
少なくとも、あたしはそう思って、毎日を過ごしていた。
それでも会えない分、電話やメールのやり取りは、以前よりも多くなっていた。
あの日以来、哲平とは会っていない。
働き出した週の土曜日は、哲平の会社の歓迎会だった。
日曜日は、あたしの都合で会えなかった。
高校の頃は、毎日だって顔を合わす事が出来たのに。
こんなに長い間、哲平の姿を見れないのは、初めての事で。
でも、あたし達はそれぞれの、新しい環境に馴染もうと必死だった。
淋しさもあったけれど、お互い慣れるまでの辛抱だって。
少なくとも、あたしはそう思って、毎日を過ごしていた。
それでも会えない分、電話やメールのやり取りは、以前よりも多くなっていた。