oneself 前編
「あと何か、欲しいもんある?」
モンブランを口に運んで、満足気な香。
「うーん、欲しいもん挙げたら、きりがないけど…」
あたしはフルーツがたくさん乗ったケーキをつっつきながら、しばらく考えた。
鞄だって欲しい、靴だって欲しい、洋服だってもっと欲しい。
でもひとまずはこれでいいかな、とも思った。
実際のところ、お金がもうわずかなのだ。
「てか未来さ、髪の毛巻いたら?」
「え?」
「長さはあるねんし、巻いたらまたイメージ変わるで!」
「自分で巻けるかな…。コテっていくらするん?」
「コテは3000円くらいで買えるで。あ、じゃぁ帰りに家来る?教えたるわ!」
「ほんまに?」
「いいで~、時間あるし!」
そうしてあたし達はカフェを後にし、買い物を済ませた後、香の家へと向かった。
モンブランを口に運んで、満足気な香。
「うーん、欲しいもん挙げたら、きりがないけど…」
あたしはフルーツがたくさん乗ったケーキをつっつきながら、しばらく考えた。
鞄だって欲しい、靴だって欲しい、洋服だってもっと欲しい。
でもひとまずはこれでいいかな、とも思った。
実際のところ、お金がもうわずかなのだ。
「てか未来さ、髪の毛巻いたら?」
「え?」
「長さはあるねんし、巻いたらまたイメージ変わるで!」
「自分で巻けるかな…。コテっていくらするん?」
「コテは3000円くらいで買えるで。あ、じゃぁ帰りに家来る?教えたるわ!」
「ほんまに?」
「いいで~、時間あるし!」
そうしてあたし達はカフェを後にし、買い物を済ませた後、香の家へと向かった。