孤独総長×全国三位の暴走族【完】
亮がいきなり声を出すので振り返ると
葉「・・凪」
凪が、ロボットが初めて動くかのようにゆっくりと目を開けた。
一瞬、時が止まった気がした。
巧「あ・・先生。先生呼んでくるっ」
巧の声で我に返った。
葉「あ・・な、ぎ。大丈夫か。」
驚きのあまり頭が思うように働かなくて、その言葉しか出なかった。
亮「凪ー凪ー!!うれしいーー。良かったね?葉!」
亮が俺を見るために後ろを振り返る。
ああ、振り返るな。
ダメだよ、亮。
亮「・・葉?」