孤独総長×全国三位の暴走族【完】
蓮「皆よりずっと凪と一緒に居たのに、凪のこと、全く知らなかった。凪が何処に行った時に初めて知った…」
凪「ごめん、…蓮は頼りなくなんかないよ」
蓮「じゃあ、なんで。せめて僕には言ってよ。ずっと一緒に居たのに、僕だけ蚊帳の外にしないで」
凪「蓮…」
私は痛むお腹を抑えながら俯いている蓮を抱きしめた。
蓮「っ!凪!傷広がっちゃう…」
凪「別にいい」
広がっていい。
蓮との溝を広がるくらいなら傷のほうがマシ。
蓮を抱きしめたのいつぶりだろ。
こんなに男らしかったんだ。
凪「んー、好きだよ」
蓮「…ん?」