君だから〜たった一人の君〜
「ほら亜倖〜テストやから座ろ?」
亜鶴弥に言われて、席に着く。
なんやアイツ…。
一瞬でもカッコいいて思ったウチがバカみたいやん。
「亜倖〜ごめんなぁ?!亮も悪いヤツやないんやけど…なんちゅーか…ストレートに言うからさ」
「別にえぇよ。…それに、ウチが謝ってほしいんは大輝ちゃうし」
そうはっきりと言う亜倖に、2人はもしかして似てるのかも…と、亜鶴弥と大輝は思い始めていた。
「あー終わったぁ!!!!」
「だー…もー…ムリィ…」
2人して机に突っ伏す。