君だから〜たった一人の君〜

さっきの一触即発な空気はどこへ行ったのか…真剣にお好み焼きを焼いていた2人。


どちらもホカホカと湯気が出ていて、美味しそう。


上に乗った鰹節と青のりが早く食べて、と言っているよう。


「「いただきます…」」


そろって食べる。


そして…


「「!!!!!!!」」


「どう?どう?」


「美味しい!!亜倖美味いな!!」


「あー!!やっぱ亮の美味い!!」


「「…」」


「亜倖のが美味い!!」


「いーや!亮のが美味い!!」


「一口食えばわかる!」


「こっちだって!」


互いがお好み焼きを摘まんで口に運ばせる。

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