君だから〜たった一人の君〜
「だってぇ〜むっちゃえぇ雰囲気やったやん♪」
「どこがやし!!」
アイツとえぇ雰囲気なんかなるわけがない!!
そう言おうと開いた口が閉まる。
えぇ雰囲気かは分からんけど…心地よかった。
「ん〜?素直に言い〜?」
素直に…なぁ。
「えぇ雰囲気かはわからんけど…心地、良かった…」
ああぁ…もう…暑い!!!!
絶対顔赤いやろ!?
だって亜鶴弥がニヤニヤして見てくるし!!
赤い顔を隠すように俯く亜倖を見て、亜鶴弥は確信した。
絶対亜倖は亮のことが好き…!!