願うは君の幸せ
休み時間。

「ねえ、本当に美化委員でよかったの?他にやりたい係あったんじゃない?」

中学時代と同じように本を読もうとしていた私のところに1人の女子が声をかけてきた。

「……え?」

思わず聞き返す。

「なんか、空いてるところに仕方なく入った感じだったからさー。」

話しかけられただけでも驚きなのに、そんなこと言われるなんて思ってなかったから返事に詰まる。

「あ、ごめん。余計なお世話だよね。私、すぐ首突っ込んじゃうから。」

「そんなこと……その通りだし……」

「竹口もあんなに急かすことないのにね。」
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop