あの日失くした星空に、君を映して。


「ん………」


あ……どうしよう、起きちゃった…?


サッと手を引っ込めたタイミングで深影の目が薄らと開く。


「きょう…か…?」


「ごめんね、起こしちゃった?」


「なんで…おるん…?」


もしかして…怒ってる?


来るなって言われてたのに来ちゃったんだもんね。


そんなことすっかり忘れてた。


「鏡華…泣いた?」


「え………?」


「目、赤い。涙の跡残ってる」


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