あの日失くした星空に、君を映して。
不意に頬を包まれて、熱に浮かされたように揺れる深影の瞳が近付いてくる。
「っ…や、」
吐息がかかって唇が触れる寸前。
初めて、深影を拒んだ。
「鏡華…?」
「あ……」
違う、違うの。
嫌だったわけじゃなくて。
深影の唇が触れそうになった瞬間、湧き上がってきたのは
罪悪感、だった。
なんでこの瞬間まで冷静でいられたのかがわからないくらいに、取り乱す。
必死に内側に抑えようとしたけれど、怪訝そうな顔をした深影が私の名前呼んだ。