あの日失くした星空に、君を映して。
「明るくて活発で…うるさい女って苦手なんだけど、風香はちょっと違くて、こっちまで明るくなる感じ…?見てて飽きないし、楽しい子」
「そっか。風香可愛いよね!」
「…うん、まあ…」
小さくぼそりと呟かれた言葉に心の中でガッツポーズ。
大丈夫だよ、風香。
私が言っても不安そうだったけれど、工藤くんはウザいとかそんなこと思ってないよ。
これは…伝えちゃっていいのかなぁ…
応援したいし、伝えたらきっと喜ぶんだろうけれど、教えたくない気持ちもある。
意地悪したいわけじゃなくて、風香の…あれ?
そういえば、忘れかけてたけれど…
「風香に電話したのって工藤くんだよね?」
「え?」
ほら、金曜日の夜に電話がかかってきたって風香が言ってた。
私に告白したその日に風香に報告って…なんかおかしくない?