Campus
展示会が終わったと思えば次は2年に向けての制作に追われる。

部活動と勉強の両立は大変だった。

中間、期末の勉強はテスト2週間前に追われることが多かった。

制作もしなきゃいけない、勉強も、ついには睡魔にも襲われる。

その繰り返しが無限に繰り返された。

コンコン

部屋にノックが響き渡る。
睡魔に制作に勉強。この3つに追われてた俺は終始不機嫌だった。

「なに?」

「咲人?ご飯食べない?」

「あ、ごめん母さん。俺今忙しいんだ。ご飯食べてる時間ないや。」

「そうなの?でも、ちゃんと食べないと身体壊すし頭も回らなくなるわよ?」

「―っ。だから!いいって言ってんじゃん!母さんしつこいんだよ!1人で食べてりゃいいじゃん!!」
< 12 / 17 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop