Campus
「タッキー、これでいいですか?」
消しゴムで消しすぎて紙はボロボロになっていた。その様子を知ったタッキーは
「沢山書き直したんだな。」
「あ、はい。中々自分の描きたいやつが思い浮かばなかったんで…どうですか?」
「これが精一杯か?」
「…え?あ、いや…はい。」
「そうか。お前がこれでいいと思ったならこれでいけば良い。」
タッキーは何とも言えない表情だった。
けど、自分では分かってたんだ。
タッキーが言いたかった意図も俺がどうしたら良いかって事も。